頭の中身が知りたくて~男子大学生が考えていること~

男子大学生である私が普段どんなことを考えているのかを可視化して面白おかしくブログにしています。

ゲレンデで出会った金髪の彼女は

今週のお題「雪」

 

どうもこんにちは。

 

アンモナイトです。

 

皆さんお元気ですか?僕は今から全くこの世に存在しない嘘の話をします。

 

僕は今大学生で何の部活もやっていないのですが、高校のころは部活をしていたのです。

 

僕は当時一年生の時から、オリエンテーリングに所属していました。

 

オリエンテーリング部とは、山に入って散歩するみたいな部活です。

 

他のところはもっと違う厳しい感じなのかもしれませんけど、ウチの高校のオリエンテーリング部はそんな感じでした。

 

そもそも顧問の先生がいないのに山に入っていったりしていましたから、今となっては危なかったなぁなんて思います。まあ、顧問がいなくても大丈夫で、なぜなら僕たちは小さいころからその山で遊んでたから。

 

僕、意外と野生児だったりしたんです。今じゃ見る影もありませんが。

 

で、そんな僕のお腹よりもゆるゆるなオリエンテーリング部では、一年に一度、冬休みに冬期合宿と称して、スキー合宿に行っていました。

 

そして、僕にとって二回目で最後のスキー合宿だったあの時、彼女に出会ったのです。

 

スキー場についた僕たちは、はやる気持ちを抑えていそいそと準備をすると、うれしさを爆発させながら白銀の世界に飛び出しました。

 

僕はスノボはやっていませんでしたが、友達の多くはスノボをやっていました。彼らのアタマには、「スノボやってる男はモテる」があったので、スキーやってる奴なんて僕位なもんでした。

 

まあ、スノボはモテる理論を実際に証明したやつは僕の友達には一人もいないので、スキーで全然よかったと思っています。

 

話がそれましたね。そんなこんなでスノボをやっていなかった僕は、友達と別れて一人でスキーを滑っていたわけです。

 

僕がオレンジ色っぽい色のレンズのイカすゴーグルをつけながら滑っていると、隣を颯爽と駆け抜けていく金色の髪が視界に入ってきました。

 

その金色の髪の持ち主は、僕の目の前を、軽やかに滑っていきました。

 

膝の使い方などからして、ただもんじゃあないなと思って、僕はあとを追いかけてみることにしたのです。

 

滑り終えると、さっきの金色の髪の持ち主を見つけることが出来たので、僕は試しに話しかけてみることにしました。

 

「あ、えっと、こんにちは。さっきの滑り、すごかったですね」

 

しかし、話しかけても反応がありません。

 

もう一度僕は話しかけました。

 

「あ、あの!」

 

するとその金色の髪の持ち主は気が付いたのか、ゴーグルを外して僕に顔を向けます。

 

なんと、その金色の髪の持ち主は、外国の女の人だったのです。

 

これには僕もびっくり!そりゃ、僕が日本語で話しかけても反応しないはずです。

 

僕は、高校二年生までで習った英語を総動員して、なぜ話しかけたのかや滑りが素敵だったことなどを伝えました。

 

彼女は話しかけられて最初は驚いていましたが、僕の話を聞くと、顔を緩ませました。そしてそのまま僕が話しかけた行為は、他愛もないおしゃべりへと変化しました。

 

彼女はどうやらカナダから来たようで、小さいころからスキーをやっているようでした。そして、日本に来たのは二回目で、一回目に来たのが夏だったので、今度は冬に来て日本の雪で滑って見ようと思っていたことや、その願いが今日かなったことなどを教えてくれました。

 

英語が話せる小学生よりも話せない僕には、結構難易度が高かった会話のやり取りでしたが、何とかついていき、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

何より、彼女はゲレンデ効果も相まってか、超絶美人でした。

 

そりゃ楽しい時間過ごせないわけがない。

 

しばらく話をすると、彼女はまた滑りに行き、僕は友達に呼ばれました。

 

その後、僕は彼女と再会したいと思っていましたが、それは叶うことなく、家路についたのでした。

 

今でも彼女の顔や声は思い出せます。そのくらい、この思い出は僕にとって強烈なものとなっています。まあ英語めっちゃ頑張って使ったしね。

 

冬の季節になると、いつも名前も知らない、滑りのきれいな彼女のことを思い出します。

 

二年間くらい行ってないけど、今年の冬が終わる前に、久しぶりにスキーしに行こうかな。