将来の夢はヴェネチアのゴンドリエーレになること。だけど人生のレールを外れるのは怖い。
ステキな世界をご一緒しましょっ!
どうもこんにちは。
アンモナイトです。
突然ですが、この僕(ジョルノジョバァ―ナではない)には夢がある!
それはセリエAのスター選手でもなければギャングスタ―でもありません。
僕の夢。それは・・・
ヴェネチアのゴンドリエーレになること!!!
この夢は高校一年生の秋から今までずっと持ち続けており、今後も持ち続けるであろう夢です。
こんなに長い期間夢を持っていたのは生まれて初めてかもしれません。
というのも、皆さんはだいたい小さい頃に「将来大きくなったらなりたいもの」の一つや二つあったと思います。
しかし、それが僕にはなかったのです。
それには理由があります。
今から回想シーンです。どうぞっ!
~~~あれは、小学校三年生の冬だった・・・
僕の母親の友人であるAさんのお子さんが「中学に上がるので青い鳥文庫を僕にあげる」という提案をしてくださいました。
僕の母親は、「ウチの子、外にもあんまり遊びに行かないし、だからと言って家で何かするわけでもなくただボケーっと過ごしてるから、本を読むようになったら何かよくなるかもしれない」という思惑を胸に秘めながら、そのAさんの提案を受け入れ、結果として僕の手元に青い鳥文庫の山が届いたのです。
そしてなんやかんやあって「はやみねかおるすげー、おでもしょうせつかになりてー」と小三の僕は思うようになっていました。
僕はそのことを母親に打ち明けました。小三ながらに将来の夢を語るのは何となく恥ずかしい感じがして勇気がいることでした。夢を打ち明けるという勇気ある行為。賞賛に値しますね!
そしてその夢を聞いた母親が僕に言った言葉は今でも覚えています。
「小説家は誰にでもなれるから、別の何かになってから小説を書いても遅くないよ」
すげえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
最近ホリエモンとかが言ってる言葉のまんまやんけ!!!
ウチの母親すごない?悟りでも開いてたんか?
続けて母親は海堂尊先生と森博嗣先生を例に出して、「お医者さんでも小説書いてる人もいるよ」「大学の先生でも小説書いている人いるよ」と教えてくれました。
具体例を挙げられて、当時の僕も「たしかに」と納得していました。
それからというものの、僕はそれ以上「何が何でも小説家になろう」とは思わず、だからと言って小説家以上に熱をもって他の何かになりたいという感情が持てず、高校二年生まで過ごしてきました。
まあこのほかにも石黒浩教授の「なれるもんになればいいんですよ」発言に感化されたりとかしているんですがそれはまた別のお話。
つまり、僕は小説家だけが小説を書けるわけではなく、小説を書くことを本業にしていない人でも小説を書くことができると小三にして知っていたので将来の夢というものを持たなかったわけです。
この考えは今でもあまり変わっていません。なれるもんになるし、なれるもんになったとして小説を書くことをしないかといわれればそんなことはないだろうなと思っています。朝井リョウスタイルでもいいじゃん!と思っています。
しかし、ゴンドリエーレになりたい!!!
なりたいんだ!!!!!
なぜか!
それは、僕が「ARIA」が大大大大大大好きだからだ!!!!!
「ARIA」を観た僕は、「ゴンドリエーレ、すごいステキ!」と単純に思ってしまったのです。バカなのがばれますね。はい。しかし、この「ステキ」という思いはいまだに続きています。このすさまじいパワーをフルに使っている灯里パイセン半端ないっス!そこに痺れる憧れる~!
他にも理由があって、一つはゴンドリエーレって50年後も存在している職業っぽいから。なぜそう考えるのかというと、そもそもヴェネチアという街自体が超長い歴史を持っていて、その中の一つにゴンドリエーレという存在が組み込まれているからです。つまり、「ヴェネチア沈没」みたいな大松右京とかいう名前の人が書いてそうな小説の状況にならない限り、なくなることはないのでは?と考えられます。なので僕はゴンドリエーレが50年後も残っている職業のうちの一つだと思っています。
二つ目は日本でゴンドリエーレになった人がいないからです。もし僕がゴンドリエーレになったら、日本人初のゴンドリエーレで、一億人に一人の存在になれるわけです。これってすごくないですか?藤原和博さんの「100万人に一人の存在になれ」という教えを、いきなり二桁分飛ばすことが出来るんですよ?ヤバ・・・。
そんなわけで、僕はゴンドリエーレになるというめちゃくちゃ実現したい夢を抱いているのです。しかし、今の僕は大学に通って、今はこうやってしこしこカタカタブログを書いています。
なぜ?
ゴンドリエーレになるには、昔ほど難しくなく、国籍の問題がなくなってきつつあるので、ゴンドリエーレ養成所に入って、クソ難しい試験を突破して、フェラーリより高いゴンドラ本体とライセンスを取得すればなれるのです。
簡単~~~!
国籍の問題は自分じゃどうにもできないもんね。できれば日本国籍がいいし・・・
そんな感じで昔よりハードルが高くなくゴンドリエーレになれるのに、僕は今、イタリアの養成所におらず日本の大学に通っています。
それはなぜか?それは
いわゆる一般的な「人生のレール」というものから外れるのが怖いから
いいや待て みなまで言うな ほんとはね わかってるんだ こんな脳でも
そう、わかってるんです。というより知ってるんです。これから先どんどん技術が進歩していったりなんかしちゃったりして、昭和の人間が歩いてきたような道を、平成二桁生まれが進めなくなることくらい。これから先どんどん社会が変化していくことくらい。
だけどさ、怖いじゃん。根拠ないけど怖いじゃん。僕は自分の持つ恐怖を自由にコントロールできるロシアの軍人じゃないじゃん。だから怖いじゃん。
この怖さの源はたぶんだけど「人生のレール」から外れると食えなくて死ぬと勝手に思ってるからなんだと思います。
じゃあなんで食えなくて死ぬと思っているのか。
それは僕が今自分で一円も稼いでいないからだと思うのです。
マジで一円も稼いでない。マジで。
バイト?やったことあるけどやりたくない()
そんなわがまま思考な僕は、じゃあどうやって一円でもいいから稼ぐことができるのか?
いやらしい話ですが次回はそんなお話をしていきたいと思います。
それでは!
あ、いやらしい話といっても肌色アッハ~ンなことにはならないからネ!
そこんとこよろしく!