頭の中身が知りたくて~男子大学生が考えていること~

男子大学生である私が普段どんなことを考えているのかを可視化して面白おかしくブログにしています。

作者の性別は何でもいいしお前の性別だって何でもいいよ

良く知らないですけど、鬼滅の刃の作者が女性であったことについてとやかく言われているらしいですね。バカじゃん。世の中。

 

というか、鬼滅の刃ってすごいんだな。今「きめつのやいば」って打ったらちゃんと漢字に変換されるのな。それくらい認知度の高いコンテンツなのだろう。

 

ちなみに僕は鬼滅の刃を二ミリも知らない。しかし、一ミリは知っている。鬼滅の刃は主人公の妹が鬼になっちゃったからどうにかするぜっていう話だということと、最初は今の主人公はサブキャラの一人だったという鬼滅の刃誕生秘話(このまえのやりすぎで誰かがしゃべってた)と、「鬼詰のオメコ」というアダルトビデオが存在しているということは知ってる。だから僕は二ミリは知ってると言い張る。たとえ読んだことがなくても。

 

話を作者の性別ががあーだこーだ言われてることについて戻そう。

僕は基本的に作者の性別とか年齢とかどーでもいいタイプの人間です。というか、みんなそうなんじゃないの?そんなに作者について興味ある?お前は漫画を学問的に研究していて作家論的に論じようとしているタイプの学者なのか(もしそうだったら鬼滅の刃を用より先に論文読むから頑張って書いて)?そんなことより裏設定とかの方が興味ないか?少なくとも僕は、あそこの元ネタがあれで、ここのシーンはここからインスピレーションを受けて……etcとかの話の方が一億倍興味がありますね。どんな作品に関しても(まあ、インスピレーション云々の話は作者の話にもなるからそこをつかれたらぐぅ)。

 

今回の騒動を見てわかったのは、みんな(?)作品よりも作家の方が気になるんだなということ。なんでそんなに赤の他人に興味があるわけ?他人だよ?しかも赤の。百歩譲って、これが隣人だったり同じ学校のクラスメイトだったり同じゼミの人だったらまだわかる(隣人はねーか)。言っても人間は他人に興味を持たざるを得ない生物だから(というか、生物、特に哺乳類(社会を持つ)なんかはそんな傾向がある気がする)。ただ、めっちゃ自分の立ち位置から離れているであろうお前が好きな(もしくは嫌いな)作品の作者って、どうでもよくない?例えば連載している好きな漫画の作者が急死したら気になるけど、それは「もうこの好きな作品が読めないんだ」という作品ありきの話じゃん?あと逮捕されたりとかさ(おろ?)。

 

みんなもうちょっと作品をベースに考えたほうがいいんじゃないか?というか、本当に自分はその作品を享受していると言えるのか?もしかしたら自分はその作品に関する作者の二次的情報を受け取っているだけなのでは?とか考えたほうがいいよ。たぶん。まあ読んでないやつが言うなって話ではあるが。

 

あと、これは付随する話だけど、Twitterに「右でも左でもいいが差別する作者の本は読まない」みたいなのが流れていたんだけど(リツイートもいいねもしてないのでTRに流れていった)、もしこの人の話が本当だとすると、この人は一生涯『我が闘争』を読めないから可哀そう(ちなみに僕も読んだことはない)。というか、どうやって作者が差別しているかしていないかを判断するんだろうかという純粋な疑問が生じる。もしかしてこの世の作家というものが全員Twitterやってると思ってんのか?

 

結局何が云いたいかって言うと、みんなもっと作者じゃなく作品に対して向き合うべきだし、作者の性別はどうでもいいし、これを読んでいるお前の性別もどうでもいいし、このブログが100万年後とかに無機質の知的生命体に読まれることがあったならうれしい。